沸騰ワード10!しみ抜きの流派「いらず流（不入流）」のやり方・方法の動画 4月28日

2017年4月28日2018年8月30日

「沸騰ワード10」2017年4月28日放送のしみ抜き業界のしみ抜きの流派「いらず流（不入流）」が話題沸騰中!
「いらず流」では自然にあるものでしみ抜きを行います。
「沸騰ワード10」では、大根？鳥の糞？意外なものでシミがとれる秘技を実演!

しみ抜きの流派「いらず流（不入流）」とは?

着物のしみ抜きには数種の流派が有ります。

その中でも、着物専門の流派では有りませんが、高知県に本山を構えるシミ抜きの「いらず流（不入流）」（当主は、2代目阿部正人氏）と呼ばれる流派が有ります。

「いらず流（不入流）」は、元々初代当主・高橋勤祖主が着物の紋を描く技術を洋服のクリーニングのシミ抜きに応用したクリーニングの流派です。

驚くべきはそのスピードです!

動画で事例を紹介しますが2分ほど!で厄介なシミを落とす技術が有るのです!

短時間できれいに落とすのが特徴で大量に染み抜きが行えるので、その分価格も安く設定が出来ます。

通常のクリーニングではクリーニング溶剤は10種類程を使いますが、「いらず流（不入流）」の場合、クリーニング溶剤は3～4種類に抑えられているので、溶剤の使い分けにかかる時間が短縮されるのです。

不入流染み抜き脇の黄ばみ、汗ジミの染み抜きのやり方

※動画では、シミの半分のみを落として元のシミと比べ、いかに白くなったかをわかりやすく表現しています。

動画では、黄ばみの油膜をシミ抜き溶剤（漂白剤）を塗りながら汚れを浮かして蒸気で落とし、洗い流し一気に乾かしています。

「いらず流（不入流）」の由来?

「いらず流（不入流）」由来は、発祥の地・高知県の「不入山(いらずやま)」から命名し、

また洗い方も着物の洗浄方法の「桂洗い」を謳っています。

基本は着物にあると言って良いでしょう。

流派だけあって階級も有り、全国の講師クラス（師聖以上）がクリーニング業者向けにの技を伝授する講習会を行いっています。

いらず流階級

厳しい修行を行った結果、階級が与えられます。
最高位の匠聖>師聖>師範の3種類の階級が有り、店頭には看板を掲げることが許されています。

◆ 匠聖（しょうせい）・・・難度の高い着物、洋服のシミ抜き技術を取得（2016年の時点で5人）
◆ 師聖（しせい）・・・いらず流の技術を伝授出来る（2016年の時点で39人）
◆ 師範（しはん）・・・洋服のシミ抜き技術を取得

宅配が基本

ユニークなのは店舗を構えているクリーニング店も有るのですが、テレビなどマスコミで注目されているのは、流派のクリーニング店で、自社のホームページを作成し、ネットや電話でしみ抜きをオーダーし、宅配便で集荷し、しみ抜きをするシステムです。

いらず流では基本料金は決まっておらず、店舗による独自の値段設定を行っています。

立直条件が良い店舗はテナント料がかさみますが、立地条件が悪い流派のクリーニング店では、賃料が安く済む代わりに低料金でしみ抜きが出来るのです!

中でも、いらず流の師聖クリーニング師・古塩将人氏が務める「宅配クリーニングのリネット」は店舗を持たず、インターネットでクリーニングの依頼を受け、宅配便（宅急便クロネコヤマト）で衣類を集荷し、クリーニング工場でクリーニングを行います。

しみ抜きの料金は基本無料（特殊なシミを除く）です。

店舗を持たない為、格安でクリーニングを行う事が出来るのです!

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染みの抜き方

染みの抜き方は状態により方法が異なります。

分かり易い動画があるので動画をご参照下さい。

動画：不入流染み抜きワイシャツ黄ばみ醤油シミ

やはり醤油のシミは一番気になるのではないでしょうか?

そして、1週間は経つと思われる血液がシミになったウールセーターで、袖がカチカチに固まってしまったシミも落として生地もほぼ、元通りのの柔らかさに戻っています！

不入流染み抜きウールセーター血液シミ

参考までに、「宅配クリーニングのリネット」今井氏によると家庭で襟の皮脂汚れを落とす方法は、固形の洗濯石鹸を襟に擦りつけてブラシで少しこすってから洗い流さずに、洗濯機で洗うとよく落ちるそうです!

しみ抜きの流派「いらず流（不入流）」のポイントまとめ

◆ 僅か数分でしみ抜き出来る!
◆ 店舗もあるが宅配によりネットやコンビニで近所に「いらず流」の店舗が無い場合でも「いらず流」のしみ抜きが可能!
◆ なかでも店舗を出していない流派のリネットは工場型クリーニング屋さんで、しみ抜き基本無料!
◆ 注意点として時間経過している染みは落とせない場合も有り!

最後に紹介した「宅配クリーニングのリネット」と「志みぬきいらず流（不入流）」本山を紹介します。