アンビリバボー!インドで迷子になったサルーがグーグルアースで26年後母と再会の奇跡!オーストラリアから9500キロの旅!4月27日 動画
奇跡体験!アンビリバボー(2017年4月27日放送)は、母をたずねて9500キロ!1986年、インドの5歳の少年サルーが兄グドゥと駅ではぐれ迷子になり、誤って乗車した電車で自宅のカンドワから1600キロ離れたインドの西ベンガル州の州都コルカタ(Kolkata)旧・カルカッタでホームレスとして生活している所を孤児院に保護され、後にオーストラリアで養子になり、成長したサルーがGoogle Earth(グーグルアース)でインドの自宅を突き止め迷子にって25年経って家族と再会するという映画「LION ライオン 25年目のただいま」の元となった奇跡の話が紹介されます。
※今回の投稿はアメリカの報道番組「60ミニッツ」で放送された内容を元に構成していますので、アンビリバボーとは演出上食い違いがある事をご了承下さい。
インドの5歳の少年サルーの数奇な運命
今から31年前の1986年、インド西部の貧しい農村・カンドワに住む1981生まれのサルーは当時5歳の少年で、サルーの家族構成は、文盲の母のカムラと2人の兄、妹の5人暮らしでした。
3年前、父が家族を捨てたため、一家を支えるのは母・カムラでレンガ運びの力仕事で生活を支えていました。
生活は苦しく、サルーと兄グドゥは駅の近くで落ちたお金を拾ったり時にクスネた石炭を売って小銭を稼いで生活のあてにしていました。
そんなある日、最寄りのカンドワ駅から1時間ほどの「ベランプール(Burhanpour/ブルハーンプル)」まで夜間の力仕事に出かけるという兄グドゥと一緒に向かいましたがサルーは、カンドワ駅に着いたところで疲れ果てベンチで眠ってしまいました。
兄グドゥが向かったベランプール(ルハーンプル)駅Burhanpur Railway Station
https://goo.gl/maps/gW6qfyaLSXS2
兄グドゥは仕事の為、すぐ戻ってくるからここで待っているように言い残し仕事に向かいました。
サルーが目を覚ましのは夜中でしたが、兄グドゥは帰って来ておらず、サルーは、駅を彷徨い、停車している電車に兄グドゥが居るのでは?
と思い車内を探しますが見つかりません・・・。
そして疲れてそのまま列車の中で寝てしまった。
目を覚ますと既に列車は動き出しており停車するのを待ちますが停車する気配が有りません。
サルーが乗った列車は回送電車で結局停車したのは2日後で、停車した駅は約1600キロ離れたインドの西ベンガル州の州都コルカタ(Kolkata)旧・カルカッタ (Calcutta) でした。
Google Earth(グーグルアース)でサルーが移動した距離を表示
言葉が通じない!
コルカタの公用語は、ベンガル語で、サルーの話す言葉はヒンディー語です。
自分の住んでいた「ガネストレイ」への道を訊ねますが、言葉まるで通じず、帰りの道もわからず、数か月路上生活を送っていました。
孤児院、そして養子縁組
その後孤児院に引き取られ、1987年、ISSA(インド里親養子縁組協会)のミセス・スードの紹介で、オーストラリアのタスマニア島のブライアリー夫妻の養子となり、深い愛情に包まれ、家が貧しく読み書きが出来なかったサルーは、大学に通う程、何不自由ない生活を過ごしていた。
また2年後にはインドからマントシュが養子縁組され本当の弟のように可愛がりました。
思い出のお菓子ジャレビ
ある日、メルボルンの大学生になったサルーは、彼女のルーシーと出席したインド・コルカタ出身の留学生のホームパーティーで故郷インドの揚げ菓子「ジャレビ」を見たとき、かすかな母や家族の記憶が蘇り、本当の家族に会いたいと思うようになりました。
実は「ジャレビ」は、兄・グドゥと離れ離れになる直前、食べたいとせがんだお菓子だったのです!
そして、サルーは、インドの留学生達に自分の生い立ちを打ち明けると、
「Google Earth(グーグルアース)で探してみたらどうだろう?」
とアドバイスされ、自分の電車での移動距離時間からコルカタを起点に逆算し、壁に今までGoogle Earth(グーグルアース)で辿ったインドの調査マップを作成して貼り付け殆ど引きこもり状態ので、生家探しに没頭しました。
ある日、地図上のインド西部で、線路から外れた鉱山のような画像に惹きつけられました。
「兄とよく足を運んだ炭鉱の鉱山に似ている!」
そして画像をスクロールすると、ダムの近くの鉄橋、駅前の大きな給水塔、3つのプラットホームがある駅など記憶とオーバラップする画像が!!
そして地図を駅の斜め上にスクロールすると、ガネーシャ・タライ(Ganesha Talai/ガネッシュ・タライ)という地名が!
幼い頃の記憶した故郷の地名「ガネストレイ」は正確には「ガネーシャ・タライ/Ganesha Talai」だったと確信し、遂に自分の故郷が分かった瞬間でした!
Google Earth(グーグルアース)でサルーの故郷ガネーシャ・タライが本当に表示された!
Google Earth(グーグルアース)でサルーの記憶を呼び戻したのは・・・
◆ ダムの近くにかかる橋(鉄橋)
◆ 給水タンク
◆ プラットホームが3つ有る駅
でした。
では、実際にGoogle Earth(グーグルアース)で探してみましょう!
ダムの近くにかかる橋
Khandwa 給水タンク
rameshwar water tower
Ramganj Ward
Khandwa, Madhya Pradesh 450001
※Google Earth(グーグルアース)は利用端末により表示がかわるので
21.830470, 76.349183
で検索すると正確な地図が表示されます。
プラットホームが3つ有るカンドワ駅 Khandwa Railway Station
Khandwa Railway Station
Nizamuddin LTT AC Skips Khandwa Junction
故郷はカンドワのガネーシャ・タライ!
数少ない記憶を辿り、サルーは、Google Earth(グーグルアース)の写真からカンドワの「ガネーシャ・タライ」が故郷であると確信しました!
故郷:ガネーシャ・タライ Ganesha Talai, Khandwa, Madhya Pradesh 450001, India
ーがいつの日か戻ってくる事を願い、ガネーシャ・タライの地を離れなかったのでした!
そして、妹のシェキラにも再会しました。
しかし、兄のグドゥの姿が無い・・・。
兄のグドゥは駅でサルーとはぐれたその日、電車にはねられ亡くなっていたのでした・・・。
弟サルーを探し求めている最中に電車に轢かれてしまったのではないか?
との事でした・・・。
サルーの意味
生まれてからずっと「サルー」と名乗っていた名前は、実は発音を間違って覚えていた事が分かり、正しくは「シェルゥ」で、幼かったシェルゥは、ずっと間違って自分の名を「サルー」と名乗っていたという事実も発覚しました。
「シェルゥ」・・・ヒンディー語で「ライオン」という意味だったのでした。
その後、サルーと実母カムラ、育ての親スーは3人で改めて後日再会し、サルーをめぐる奇跡を喜びあった。
まとめ 原作・映画
原作は「LION/ライオン 25年目のただいま」のタイトルで映画化されています。
サルーの足跡の動画を紹介します。
60ミニッツ
こちらは映画の原作です。
主題歌・映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』 SIAバージョン予告編 ※歌詞字幕つき
本日は最後までご覧いただきありがとうございました。
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