歴史秘話ヒストリア 後楽園遊園地・国産初ジェットコースターの開発は日本海軍戦闘機・川西(新明和)/紫電改の手脚担当・喜多一晴氏!3月17日 見逃し/再放送
歴史秘話ヒストリア(3月17日放送・NHK総合)では、「遊園地を百倍楽しめる はじめて物語」と題して、遊園地の歴史の秘話として国産ジェットコースターを開発したのは太平洋戦争中、日本海軍の戦闘機「紫電改」の開発陣であったエピソードを紹介しました。
再放送が無い様なので内容と見逃した方、もう一度ご覧になりたい方に見逃し動画配信のご案内をご紹介します。
後楽園球場隣の遊園地で国産ジェットコースター誕生秘話
1953年(昭和28年)プロ野球は読売ジャイアンツの川上哲治選手などの活躍にとり人気が頂点に達していました。
読売ジャイアンツの本拠地後楽園球場運営会社は家族連れの野球観戦客を増やそうと後楽園球場の隣の遊園地の目玉として当時アメリカで人気となっていたローラーコースターの導入を計画しました。
しかし、輸入するとなると莫大なお金がかかる為、国産のローラーコースターの導入を思いつきました。
国産初のジェットコースター制作に白羽の矢が立ったのは、第二次世界大戦後期に日本海軍の主力機「零式艦上戦闘機・零戦(れいせん・通称ゼロ戦)」よりも高速で強靭な機体で零戦の後継機として僅かな期間で有りながら活躍した紫電改を開発した川西航空機(現:新明和工業)だった。
紫電改とは?
紫電改(しでんかい)は、中でも日本海軍の精鋭パイロットを集めた四国・愛媛県の343空は呉の空襲に来た米軍機や九州に爆撃に来たB-29やB-24の迎撃で活躍していました。
また、アニメ映画「この世界の片隅に」で主人公の「すず」さんが嫁入りした家のある呉空襲に来たアメリカ軍機を追い回した機体で、「すず」さんが嫁入りした家の義父は広工廠(呉工廠?)でエンジン開発者の設定でした。
終戦後はGHQにより飛行機の製造が禁止され、川西では余った資材を利用し、金属製の弁当箱などを生産して経営を繋いでいました。
そこへ後楽園の運営会社から一本の電話が入りました。
それは「ローラーコースター」の製造の依頼電話でした。
紫電改の開発チームが再び集結!
プロジェクトチームが立ち上がり集められたのは紫電改の開発に携わった精鋭達でした!
しかし、ローラーコースター開発メンバーは誰一人ローラーコースターを見た事は有りませんでした。
そこで参考にしたのが当時映画館で上映されていた映像が立体的に観られる映画CINERAMA(シネラマ)でした。
THIS IS CINERAMA(1952年公開)にローラーコースターの疑似体験映像が収録されていたからです。
この映像を観た開発メンバースピードとスケールに圧倒されました。
しかし、遊園地開園まで7ヶ月まで迫っていましたが、開発の糸口すら見つからない状況でした。
車輪の構造の問題が立ちはだかっていました。
ローラーコースターの車輪の問題とは?
ローラーコースターの車輪の構造が問題になったのは、上下のウネリや急カーブを高速で走ると車輪がレールから離れてしまう脱線事故の問題が有るからです。
その問題の解決をしたのは、喜多一晴氏当時31歳・・・紫電改の車輪の設計者でした!
※ヒストリアで喜多一晴氏を演じたのは松田 岳(マツダガク)さん
喜多一晴氏は、「三点式車輪」と呼ばれる上下の動きや遠心力が発生してもコの字形のレールを3つのタイヤでカバーする方法を考案しました。
この方式は、今のジェットコースターの技術の基礎となりました。
車輪の方向性は見えてきましたが、コースの強度や乗客にかかる圧力など安全に関わる数値の問題が残っています。
当時はパソコンは愚か電子計算機すら無い時代なので、手動の手回し計算機が頼りでした。
しかし飛行機開発で培った計算式を入力し血反吐を吐くまで回して計算を続けました。
時は、1955年(昭和30年)3月、計算が全て終わり設計図も完成しました。
開園まで4ヶ月が迫っており着工に取り掛かりました。
そして1955年(昭和30年)7月、開園の僅か8日前遂に国産初のローラーコースターが完成したのです!
また、ローラーコースターは当時そらの花形である航空機のエンジンがレシプロ(プロペラ機)からジェットエンジンに変わった時代でもあり「ジェットコースター」と呼ばれる事になったのでした。
「嘗て無い安全とスリルを楽しめる」と連日長蛇の列が出来る遊園地の大ヒット遊具となりました。
明和工務店の前川氏は喜多氏達から戦争中の苦労話を聞かされており「喜多氏達は、平和な時代に遊園地で好きな仕事が出来て幸せだったと思います」と締めくくりました。
紫電改展示館 愛南町
愛媛県南宇和郡城辺町久良湾に不時着水し、海底40mに原型のまま沈んでいたエースパイロット鴛淵孝(オシブチタカシ)大尉機乗機と思われる紫電改昭和54年7月14日、戦時中343空司令の参議院議員源田実氏の働きかけにより34年ぶりに引き揚げられた機体が南レク「紫電改展示館」展示されています。
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まとめ
「紫電改(N1K2-J~N1K5-J)」の基になった機体「紫電(N1K1-J~Jc)」は翼に車輪を収納する際、主脚が長すぎて収まらないので、一旦車輪を支える手脚を短く引き込んでから折りたたむ二段伸縮式と呼ばれる複雑な構造で、今では信じられない程、工業技術、生産管理が未熟だった為、車輪が収まらない、逆に折りたたんだ車輪が着陸時に出てこないなどのトラブルが続出し着陸に失敗し破損してしまう機体に悩まされており、後継の紫電改では手脚をいったん引き込まなくても良いシンプルな構造が採用されました。
そんな車輪に悩まされた紫電改開発者がジェットコースターの車輪の設計に携わっていたなんて、運命を感じてしまいます。
本日は最後までご覧いただきありがとうございました。
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