からくり人形師・9代目玉屋庄兵衛の息子や弟子は?プロフェッショナル 見逃し動画配信や再放送!12月10日

2018年12月17日

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NHKプロフェッショナル・仕事の流儀(2018年12月10日-月曜日-放送)は、「からくり人形師~9代目玉屋庄兵衛~人生は、マイペースで突き進め」と題し、からくり人形師・9代目玉屋庄兵衛の仕事の流儀が紹介されます。

尾陽木偶師(びようでぐし)という「からくり人形を作る職人」として、名古屋市北区の自宅兼工房において各地の山車からくり人形の復元修復、創作からくり人形の製作を行っています。

玉屋の名は初代玉屋庄兵衛が玉屋町(現在の中区錦)に居を構えていた事から名付けられた名前で、約285年間、9代に渡り江戸時代からの技を守るだけでなく、現在はコンピューターと連動するからくり人形の制作もこの旧尾張の地で行っています。

7代目にあたる父親は、日本人なら誰もがテレビなどで観たことがあろう「茶運人形」の復元を行いました。

また、8代目にあたる兄は江戸時代からの技を守るだけでなく、コンピューター制御のからくりモニュメントを制作した人物です。

現在は9代目が愛知万博愛知県館モニュメント「唐子指南車」制作など活躍し玉屋庄兵衛の技は代々に引き継がています。

技の継承は、現在9代の息子の”樹”さんが10代目を襲名すべく、現在9代の二人の弟子と一緒に技の習得に励んでいます。

「プロフェッショナル・仕事の流儀」は、見逃した方やもう一度見たい方は再放送の他、U-NEXTで見逃し動画配信が有ります。

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「9代目玉屋庄兵衛」プロフィール

【本名】高科庄次
【生誕・誕生日】1954年6月13日
【出身地】愛知県名古屋市
【職業】尾陽木偶師(びようでぐし)
※尾陽木偶師(びようでぐし)とは、からくり人形を作る職人
【座右の銘】修理をしたら50年、100年戻ってこない仕事をしろ。
※父から言われた言葉

1979年(昭和54年)父である七代目玉屋庄兵衛に入門
1995年(平成7年)兄である八代目より九代玉屋庄兵衛を継承
2003年(平成15年)国立博物館の依頼で「茶運び人形」制作・寄贈
2005年(平成17年)愛知万博愛知県館モニュメント「唐子指南車」制作
         大英博物館からの依頼で「茶運び人形」制作・寄贈

受賞歴等

2000年(平成12年)都市文化会議「都市文化奨励賞」
2001年(平成13年)犬山市「犬山市文化功労表彰」
2002年(平成14年)名古屋市「名古屋市芸術奨励賞」

25歳の時に7代目である父から言われ玉屋で手伝い始めました。

7年後に7代目が亡くなり、9代目を継いで直ぐ8代目を継いだ兄もその7年後に亡くなりました。

からくり人形の制作、修復の傍ら、犬山市からくり制作実演専門委員、愛知県立芸術大学非常勤講師、愛知工業大学客員教授などでからくり人形に関する講習製作指導、デモンストレーションを行っています。

また、名古屋市、犬山市の小・中学校で定期的にからくりの授業や、地域の行催事などで、講演・実演を行っています。

代表作

尼崎大覚寺芦刈からくり堂 芦刈からくり人形 烏天狗

からくり人形師~9代目玉屋庄兵衛放送内容

280年の伝統を受け継ぐ「からくり人形師」、玉屋、九代目玉屋庄兵衛の仕事の流儀。

尾陽木偶師(びようでぐし)と呼ばれる”からくり人形職人”は、エンジニアでも有り芸術家でも有ります。

現代の製造現場では「からくりカイゼン」の名の下に、日本の製造メーカーや海外のエンジニアが「からくり人形」に熱い視線を送っています。

「からくり人形」は、木と糸で出来たゼンマイやバネなどを動力源とし、電気的な動力などを使わずに人間のように振る舞うという人形です。

「からくり人形」には・・・

・シンプルな仕掛けで複雑な動作を可能にする“発想力”
・木材からギアや歯車を削りだす“職人技”

という、まさに日本のモノづくりの原点として“からくり人形”が見直されています。

そんなからくり人形の製造や修復を、280年、江戸時代から継承される職人技を引き継ぎ家業にしてきたのが玉屋の9代目玉屋庄兵衛です。

玉屋庄兵衛は、京都の祇園祭やユネスコ無形文化遺産に登録される愛知の犬山祭では、山車の上で披露される“からくり人形”を代々守り続けてきました。

さらに9代目は、修復不可能といわれた江戸の人形たちを次々に復元し、確かな腕を世に知らしめてきました。

今回の取材では、市場価値1億円のからくり人形の修復に挑戦。

家業を受け継ぐ重圧の中でつかんだ九代目の信念は「マイペースで、いい」です。

今回のプロフェッショナルは9か月に及ぶ製作現場に密着し、その間、尼崎の名刹(尼崎大覚寺?)から舞い込んだ人形6体を1本の糸で動かすという新作の依頼が舞いこみます。

ひょうひょうと作業する姿から見えた、9代目の仕事のやる気スイッチや流儀とは?

からくり人形の種類

「座敷からくり」ゼンマイやバネ、歯車などを使って自動で動かすもので、「茶運び人形」に代表されるような小ぶりの人形
「山車からくり」人形の体内に仕組まれた何十本もの糸を人が操作して動かす大型のもので、愛知県や岐阜、群馬、滋賀、京都、福岡などの祭りで見ることが出来る

平安時代から「山車からくり」は文献より確認が出来ますが、一般的な娯楽として世に広がったのは、江戸時代と云われています。

大坂(現在の大阪)の竹田近江の人形一座により広まりました。

そして、江戸時代中期の8代将軍徳川吉宗の時代になると倹約の世に反する様に、最盛を誇った尾張東照宮祭を期に現在の愛知県にあたる尾張で広がりました。

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愛知県の「山車からくり」

愛知県の「山車からくり」は600体を超えます。

その理由は歴史に有ります。

旧尾張藩でる愛知県には、徳川家康を奉った東照宮の祭りがあり、人寄せとしてそれぞれの町が競って「からくり人形」を作った土地柄です。

時は、徳川吉宗の時代で幕府の財政再建の為「享保の改革」の最中、質素倹約が叫ばれていました。

しかし、尾張徳川家第7代当主・第7代尾張藩主の徳川宗春(1696年~1764年)は、質素倹約とは反し、祭りや芸能を奨励し、消費と経済の活性化を図りました。

現在で言うところのマニフェストにあたる二十一箇条の「温知政要」(おんちせいよう)を主だった尾張藩士に配布しました。

中でも第十二条は、現代語に訳すと「芸能は庶民の栄養 見世物や茶店などを許可する」との内容で、意味のある祭りを盛んにし、旧尾張藩の東照宮祭・名古屋祇園祭(天王)・盆踊りなどを奨励した人物でもあります。

そんな理由から尾張地方で、からくり人形が発展した背景が有ります。

そして、そんな徳川宗春の時代に「尾張には仕事がある」と、全国から色々な職人がこぞって集まっていました。

京都でからくり人形を作っていた初代玉屋庄兵衛も、1734(享保19)年尾張に移りました。

玉屋庄兵衛の名は、初代が移り住んだ玉屋町(現在の中区錦)が由来だそうです。

1989年開催の名古屋デザイン博を皮切りに、現在は、名古屋の街中には趣向を凝らした様々なからくり人形が登場し、道行く人を楽しませています。 

その中でも、
・若宮大通り高架の「からくり人形時計」(現在廃止)

・大須にある万松寺(ばんしょうじ)の「信長」

は、八代目玉屋庄兵衛の作品です。

市場価値1億円!文字書き人形の修復

「文字書き人形」とは、江戸時代に作られたからくり人形の最高峰といわれる作品です。

台座の上に座っている一体の人形が、見事な筆さばきで文字を書き、とめ、はね、はらい、緩急強弱も自由自在で、筆の動きを追って顔も動きまるで表情がある様な錯覚をおこします。

現存するオリジナルの「文字書き人形」は2体で、1体は「からくり儀右衛門」と呼ばれた田中久重氏(1799~1881年)の製作による物です。

田中久重氏は、「からくり儀右衛門」の他に「東洋のエジソン」の異名も持った天才発明で、芝浦製作所、後の「東芝」の重電部門の創業者でも有ります。

田中久重氏の「からくり人形」は、「寿」「松」「竹」「梅」のそれぞれ一字を書きます。

幕末に海外に流出しましたが大阪の「からくり人形技師」東野進氏が、平成5年(1993年)にがアメリカで発見し、約12年間の交渉の末、平成16年(2004年)に日本に持ち帰り、修復を施した上で、翌年平成17年(2005年)の愛・地球博で展示され、現在東野進氏が所有しています。

もう1体は右手と口に咥えた筆で「松、竹」の2文字を同時に書ける文字書き人形「二筆文字書き人形(安城文字書き人形)」です。

「二筆文字書き人形」は、平成21年(2009年)年の3月に安城市内の古民家から発見されました。

この「二筆文字書き人形」が9代目玉屋庄兵衛の元に持ち込まれ、修復(複製)依頼され、平成24年6月に複製品が完成披露されました。

現在はオリジナルの「二筆文字書き人形」は、安城市指定有形民俗文化財に指定され、九代目玉屋庄兵衛により複製された「二筆文字書き人形」と伴に安城市歴史博物館に所蔵されています。

ニッポンの産業を支える「からくりカイゼン」とは?製造現場の課題を解決する「からくりカイゼン」

九代目玉屋庄兵衛が復元した代表作「弓曳童子」(オリジナルは前途の田中久重氏)や「茶運人形」は、モーターなどの電力の動力を使わないゼンマイやバネなどの単純な仕組みです。

電力を使わない「からくり」は、現代にも生かせる技術です。

こうした電力に頼らないからくりは、現在のものづくりにも刺激を与えています。

「からくりカイゼン(からくり改善」)とは、電力に頼らない「からくり」技術を製造ラインに応用し効率化していく仕組みです。

電力に頼らない為、電力削減と二酸化炭素排出抑制などが期待されています。

「からくり」技術の仕組みは、最先端の製造業にも寄与し産業を支えています。

プロフェッショナル」(2018年12月10日)からくり人形師「9代目玉屋庄兵衛」を見逃した方へ

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まとめ

「茶運人形」などのからくり人形のゼンマイとして使われている背美鯨(セミクジラ)のひげだけは現在入手困難だそうで人形作りは年々難しくなっているそうです。

背美鯨のヒゲはとても軽いが、鉄製のように硬いのが特徴です。

現在、背美鯨は絶滅危惧種に指定されているので、代わりに真鍮や鋼などが使われているそうです。

基本設計は同じで材質が時代に合わせて変化していくのですね。

最後に「二筆文字書き人形」の仕組みのPDFをご案内します。

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本日は最後までご覧いただきありがとうございました。

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