富倉そば【幻の蕎麦】上杉謙信が関わった?ケンミンショー/長野・飯山・オヤマボクチ(山ゴボウ)をつなぎに

2018年8月28日

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長野県飯山市の幻の蕎麦とは?ケンミンショー(2016年9月28日放送)の「転勤ドラマ 辞令は突然に・3rdシーズン 奥様はフリーライター編 (長野編)」では豪雪地帯・富倉地域に伝わる山ゴボウ(オヤマボクチ)をつなぎに使った手打ちの十割そば「まぼろしのそば富倉そば(北信州ボクチそば)」を、東はるみ(黛英里佳)と長野ケンミン俳優・田中要次とチャラいカメラマン役として登場する長野ケンミンお笑い芸人・オリラジ・藤森慎吾で奥信濃 まぼろしのそば処 富倉そば」を訪ね、取材します。

その「まぼろしのそば・富倉そば」の歴史を紐解くと川中島の合戦と上杉謙信の影響が?

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幻のそば富倉そばとは

「幻のそば富倉そば」とは、長野県飯山市のば富倉に伝わる手打ちの十割そばで、そばのつなぎとして、小麦粉の代わりに「ヤマゴボウ(オヤマボクチ)の繊維」を使用しています。

食感が普通の蕎麦と変わっており、その喉越しがつるつるしています。

富倉そばの人気店【はしば食堂】富倉そばと笹ずし

オヤマボクチとは?

オヤマボクチは、アザミ科の棘々の花の咲く植物で葉の裏に白い綿毛が生えています。

富倉地域では、ゴボウに似ている為、山ゴボウと呼ばれています。

何故、山ゴボウ(オヤマボクチ)をつなぎに?

富倉地域は豪雪地帯の為、小麦の栽培が出来ず、自生していた山ゴボウ(オヤマボクチ)なら臭みがなくて、そばの風味を損なわないのでの繊維をつなぎに代用する方法が考えだされました。

一時、自生する山ゴボウ(オヤマボクチ)は減ってきましたが、お店によっては自家栽培を行うお店もあります。

富倉そばのつなぎの作り方

富倉そばが「幻のそば」と呼ばれる理由として、山ゴボウ(オヤマボクチ)のつなぎが手作業でしか作れず、大量生産出来ず、手間暇がかかることにあります。

山ゴボウ(オヤマボクチ)の繊維は葉1kgから僅か4~5gしか採る事が出来ないのです。

繊維を使っている為、そば打ちが機械化出来ず、手打ちで大量に作れないためと呼ばれています。
葉の裏側にの白い綿毛を取り除き、繊維だけを取り出し、蕎麦のつなぎに使用します。

出来上がった生地は裏が透けて見えるくらいまで薄く伸ばします。

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富倉そばの 食べ方

戦国時代・川中島(長野市)の戦いの際、越後の上杉謙信が武田信玄と戦う前に富倉峠の麓の集落で富倉の村民から野戦食として振る舞われた笹ずしは「謙信笹ずし」とも呼ばれています。

その笹ずしは、笹の上に酢飯を敷き、ゼンマイ、シイタケ、鬼グルミで彩どったお寿司です。

その笹ずしとセットや、山菜の天ぷら、野沢菜漬け、たくあん漬けなどと一緒に頂きます。

富倉そば(北信州ボクチそば)お取り寄せ・通販

富倉そばは、ボクチそばとも呼ばれています。
富倉そば・ボクチそばは、楽天、Yahoo!ショッピング、Amazonなど通販サイトからお取り寄せ可能です。

まとめ

「謙信笹ずし」がカラフルで美味しそうですね~♪

上杉謙信も食べた「謙信笹ずし」と一緒に「富倉そば」を食べてみたいです。

また、つなぎにオヤマボクチは、雄山火口と書き、火縄銃の火種にも使用されていた事からオヤマボクチの繊維を取り出す方法を富倉地域の村民が覚え、富倉そばのつなぎに使うことが考案されたという説もあるそうです。

そんな歴史背景を知って思いを馳せながら食べるのもいいですね~♪

本日は最後までご覧頂きありがとうございました。

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