アンビリバボー クリントン刑務所/鉄壁の要塞から2人の囚人スウェット,マットが脱獄!50歳の女性職員ミッチェルが手助け!リアルプリズンブレイク? 画像!11月24日

2018年8月14日

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アンビリバボー(2016年11月24日)アメリカ・ニューヨーク州のクリントン刑務所は「鉄壁の要塞」と呼ばれ170年もの間、脱獄者ゼロの監獄でしたが、2015年6月6日未明2人の囚人スウェット、マットがあたかも映画「ショーシャンクの空に」の様に脱獄!
当初この事件は「ショーシャンクエスケープ」と報道され、更に驚くべき事に、その脱走事件を手助けしたのは50歳の女性職員ジョイス・ミッチェル!
女性職員をそそのかし脱出した手段はテレビドラマ「プリズンブレイク シーズン1」にそっくりで「リアルプリズンブレイク」!
そして脱獄の計画は?

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クリントン刑務所から2人の囚人スウェット、マットが脱獄した経緯

2015年6月6日未明、「鉄壁の要塞」と呼ばれ170年もの間、脱獄者ゼロの監獄アメリカ・ニューヨーク州ダニモーラ(Dannemora)にあるクリントン刑務所(Clinton Correctional Facility)で、2人の受刑者が脱獄する事件が起こりました。

脱獄した2人の受刑者は以下の2名です。

脱出の手口は留置所の壁に穴を開け、

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弓ノコ(のこぎり)、電動工具(電動のこぎり・カッター・グラインダー?)などで壁の裏の配管パイプを切断し、パイプの中をはって進み、ダニモーラ町内の発電所のマンホールから脱獄するという映画の様な脱出方法でした。

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そしてそのパイプには、「Have a nice day(良い1日を!)」という警察を嘲笑うメッセージカードが添えられていたのです!

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ニューヨーク州警察は、凶悪な犯罪で収監された受刑者である事もあり、警官1100人以上(1200名とも云われています)に警察犬やヘリコプターも動員し、2人の情報に最高で10万ドル(およそ1200万円)の懸賞金で情報提供を求めました。

ニュースは全米に広がり手口が1994年公開された映画 「ショーシャンクの空に(Shawshank Redemption/ショーシャンク・レデンプション)」の中で、アンディ(ティム・ロビンス)が脱獄した方法にそっくりだった為、全米のメディアはこの脱獄劇を「Shawshank Escapeショーシャンクエスケープ)」と名付けました。

脱獄の手段は?刑務所の職員ミッチェルが脱走の手助け

6月8日、犯行を手助けしたとして一人の刑務所の職員が警察の事情聴取を受けました。

刑務所の職員は刑務所内の衣類を仕立てる作業場に勤務していたジョイス・ミッチェル(当時51歳)。

ジョイス・ミッチェルは、脱獄の工具として、冷凍したハンバーガーのひき肉の中にの弓ノコ(のこぎり)の刃を忍ばせ、デビッド・スウェット受刑者に届けました。
他にもドリル、懐中電灯付きのゴーグル2個なども含まれていました。

本来、看守が金属探知機で検査をする事が刑務所のルールに定められていましたが、看守はそのルールを守っていませんでした!

そして、容疑が固まり、ジョイス・ミッチェルは脱獄を手助けした容疑者として6月12日逮捕されました。

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何故挽肉が個人に届けられた?

実は、リチャード・マット受刑者、デビッド・スウェット受刑者の二人は真面目に与えられた義務を果たす模範囚で、他の受刑者よりも多いテレビ鑑賞、長い電話時間や私服の着用や自炊が認められていたのです!

そこにつけこんで自由に個人宛の食べ物が受け取れる制度を利用したのでした!

何故刑務所職員が脱獄の手助けを?

実は所内の受刑者からはリチャード・マット受刑者とジョイス・ミッチェル容疑者の性的関係が噂されていた程、親密な仲で、ジョイス・ミッチェル容疑者は、リチャード・マット受刑者から求婚されてからの犯行と判明したのでした!

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情事

元受刑者エリック・ジェンセンさんは、刑務所内では、リチャード・マットと同じテーラーショップ3と呼ばれていた裁縫室で同じ作業チームで親しくなっていました。

そこで、ジョイス・ミッチェル容疑者やリチャード・マット受刑者と共に受刑者や刑務所職員の衣類の修繕を行う作業をしており、二人の関係を熟知していました。

ワシントン・ポスト紙に語った内容は以下の通りでした。

他にもCNNによれば

など不審な点を挙げていました。

またエリック・ジェンセンさんは、ジョイス・ミッチェル容疑者がリチャード・マット受刑者に完全に惚れ込んでおり

とも語っています。

そしてリチャード・マット受刑者がジョイス・ミッチェル容疑者に求婚し、脱獄の補助を行う決意をしたとCNNは伝えました。

英メディア「dailymail.co.uk」によれば、ミッチェル容疑者は何度の結婚、離婚の経歴が有り、以前勤めていた工場の同僚は不倫現場も目撃しており、「色情狂」と呼ばれており、工場ではトラブルメーカーで、ミッチェル容疑者ならやりかねない事件だと語ったそうです。

また、現在の夫は不倫の際の交際相手で前夫とはその浮気が理由で離婚したのでした。

恋多き女と色男の一時的な感情が引き起こした脱獄劇ですね!

この件をニュースで知った一般市民からは、刑務所で勤務する女性と関係を構築し、脱走支援を受けるという脱獄内容がテレビドラマ「プリズンブレイク シーズン1」(2005年~2006年)にもそっくりな事からと呼ばれツイッターなどSNSでは「リアルプリズンブレイク」とも揶揄されました。

果たしてその真相とは!?白日の下に晒された計画

実は、ミッチェル容疑者は二人の逃亡の手助けを断るとリチャード・マット受刑者が同じ刑務所に勤める夫ライル・ミッチェルさんのさんを殺すと脅迫されていたのでした!

その計画は、ミッチェル容疑者がライルさんを眠らせ二人の囚人が脱出予定の発電所まで来るまで迎えに来て、ミッチェル容疑者の自宅に向かい夫の夫ライル・ミッチェルさんの殺害。

そして、そのまま車でメキシコに逃亡する計画でした。

しかし、ミッチェル容疑者は怖くなって、夫に事の次第を告白

そして、パニック発作にかかり病院に入院した為、計画は頓挫し、脱獄した二人の囚人は行き場が無くなり逃亡生活が始まり、向かった先はメキシコと正反対のカナダを目指しました。

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(ミッチェル容疑者が殺害の依頼をしたとの説も有り)

スウェット・マット脱獄囚の結末

住民の通報により、ニューヨークのオウルヘッドの森の山小屋に隠れ込んでいた事を突き止め警察は州の警察官約1100名以上(1200人に達した)捜査網を小屋の周辺に敷きました。

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警察は、2人の囚人が収監中、脱獄のための情報収集として、刑務所周辺の狩猟用の山小屋や、周辺の地形について刑務官から聞き出していた事を突き止め潜伏先を内定していました。

そして、住民からの通報で場所が特定されたのです。

遺留品からは二人のDNAが出てきました。

小屋の周辺を捜査している内に、遂に警察は一人の脱走犯を発見!

それはマット受刑者で、マット受刑者は、6月27日、カナダ国境から約15キロのニューヨーク州北部の町マローン(Malone)の国道30号線沿いの樹木が生い茂った場所でライフル銃(狩猟用の散弾銃)を持っていた姿を警官に発見され射殺されました。

マット受刑者は、体力が衰えスウェット受刑者の逃亡の足手まといにならない様、小屋の周辺潜伏していたのでした・・・。

そして、スウェット受刑者は、6月29日レイク・タイタスに近いカナダ国境の約3キロ南のエレファント・ヘッドで発見され、銃撃戦の末、逮捕され負傷し病院送りとなり退院後、ファイブポイント刑務所(ニューヨーク州フィンガーレイク地域のロムルス)に自殺防止用の監視カメラ付きの独房に収監されました。

こうして全米のみならず凶悪犯の逃亡先がカナダだった事からカナダの国民も恐怖に陥れた事件は幕を閉じました。

※時差の関係で日本では、マット射殺が6月26日、スウェットの逮捕が6月28日として報道されています。

まとめ

この事件は日本でも伝わりましたが、電動工具(電動のこぎり・カッター・グラインダー?)で配管のパイプを切断する音で分からなかったのか?
という素朴な疑問が有ります。

ニューヨークタイムス誌が犯行で穴を開けられた配線用パイプと同じパイプで実際にどれ位切断に時間がかかるか?

など検証を行いました。

その検証結果、犯行に使われた弓ノコギリだと20時間、電動グラインダー2時間(火花が飛び散り音だけでなく視覚的にも容易に発見されやすい)、電動のこぎりだと45分の結果が出ています。

動画を貼り付けましたので併せてご覧下さい。
※再生の際は、切断音が大きいので音量にご注意ください!

やっぱり地道に交代で数日かけ弓ノコギリでコツコツと切断したのでしょうか?←なんか間違った努力!(笑)

本日は最後までご覧頂き有難うございました。

※画像出典:CNN,ニューヨークポスト誌およびAFP通信
CNN:http://www.cnn.co.jp
AFP通信:http://www.afpbb.com/
ニューヨークポスト誌:http://nypost.com/

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