アンビリバボーサマーヴィル高校バスケットボール部のコーチ・消防士のルイス・マルキーと決勝戦の動画!9月21日

2017年9月18日2020年6月20日

奇跡体験!アンビリバボー（2017年9月21日放送）は、アメリカ・サウスカロライナ州のサマーヴィル(サマービル）の高校の落ちこぼれが集まるバスケットボール部を卒業生の消防士ルイス・マルキーが、熱血指導と生徒たちの可能性を信じた愛情で、州のチャンピオンに導こうとしてコーチとして就任するアンビリバボーな逆転劇が紹介されます。

落ちこぼれが集まるサマーヴィル高校のバスケ部のコーチ

ルイス・M・マルキー氏は、消防署が非番の日は、母校のアメリカンフットボールとバスケットボールのコーチとして活動していました。

そして、バスケットボール部員の前で、2008年の夏、高校を卒業するまでにサウスカロライナ州の選手権大会で優勝出来るチームにすると宣言しました。

そして、「自分の可能性を信じろ!」と訓示しました。

実は、ルイス・M・マルキー氏はバスケットに関しては素人で、バスケ部員がコーチから学んだのはプレイよりも人生についてでした。

サマーヴィル高校のバスケ部の部員は、バスケットが好きで入部したのでは無く、クラブ活動をすると単位が貰えるからという、落ちこぼれの集まりでした・・・。

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親子のように接した

ルイス・マルキー夫妻には子供がいませんでした。

なので、バスケットボール部員たちには、実の子供の様に接しました。

ムルキー・コーチは、生活に困って夕食に有りつけない場合は、練習前に食べ物を買ってきてご馳走したりもしました。

それに加え、練習後は、食事をご馳走し、部員達の悩みを聴くなどし、生徒はこころを開き始めました。

しかし、練習に現れなくなるミルハウスとAJが居ました。

AJグリーンは、発達障害で留年し悩んでおり、ミルハウスは特に貧しくアルバイトしながら生活に精一杯でバスケットシューズすら買う事も出来ませんでした。

その理由は知ったルイスコーチは、AJグリーンにはつきっきりで勉強を教え、ミルハウスにはバスケットシューズをプレゼントしました。

二人は偶々道で出会ったルイスコーチのフィアンセに、ルイスコーチは何故、何の得にもならないのになんでそんな事をするのか？

と聞くと、ルイス・コーチは子供の頃から「自分の為ではなく相手が何をしてもらえたら嬉しいかを考えて行動しろ」と教えられていました。

また、「自分が他人から何かをして貰って嬉しかった事を、他の誰かにもしてあげられる人になって欲しいと考えている」とも教えられました。

それから二人は自己中心だった自分を反省し、練習に率先して参加する様になり、二人はチームの二枚看板にまで成長しました。

教えた事

ルイス・ムルキー・コーチの家族の家訓は「正しいことを、正しい方法で、正しい理由でやる」です。

ルイス・ムルキー・コーチは、チームがバスケットボールで勝つだけでなく、人生でも勝つことを望んでいました。

例えば、バスケットの練習に参加する為の条件として、宿題をしなかった者は、練習の時間になっても机に座り宿題を片付け、他の子供たちは練習しながら宿題が終わるのを待つ・・・

と、落ちこぼれのバスケ部員達には、とりわけ教育を受ける様に促しました。

大型家具店ソファスーパーストア大火災

最初はバスケ部員にとって単位獲得の為のバスケットボールでしたが、ルイス・ムルキー・コーチの愛情が部員たちを包み、部員たちは実の父親の様に思う様なり、信頼関係が生まれていきました。

そんな矢先・・・

2007年6月18日、9.11テロ事件以来最大・最悪の消防士が犠牲になる大火事が、チャールストンの大型家具店ソファスーパーストアで起こりました。

そして、勇敢にも先遣隊として消火活動に当って、突然大規模な火災が起こるフラッシュオーバーにより殉職した9名の消防士「チャールストン9」のリストにルイス・ムルキー・コーチの名前が有りました・・・。

サウスカロライナ州選手権

6ヵ月後、サマーヴィル高校のバスケットボールチームはルイス・ムルキー・コーチなしでサウスカロライナ州選手権に出場しました。

バスケ部員は結束し、ルイス・ムルキー・コーチの殉職を悲しまない事に決めました。

彼らは、自分たちの心を癒す最善の方法はプレーすることである事に気づいていました。

そして、コーチがシーズン前に予測していた州タイトルを獲得することが最善の癒やし方法と確信していました。

チャールストンの消防署には15の番号が記された黒い火ヘルメットがありました。

それは亡き、コーチの物でした。

サマーヴィル高校の応援団は、ルイス・ムルキー氏のイニシャルLMのロゴが入ったお手製のチャールストン消防署のヘルメットのレプリカを被って氏が愛情を注いだバスケットボールチームの応援を行っています。

そしていつも試合の時にコーチが座った4番目の座席にも15番のチャールストン消防署のヘルメットが置かれていました。

ルイ・ムルキー・コーチは、これからも常にベンチに居るのです!

そして、試合では、「ルイス!ルイス!ルイス!ルイス!ルイス!」とルイス・コールが響き、遂に決勝戦までコマを進めました!

決勝で奇跡が!

2008年2月29日、サマーヴィル高校の歴史における最大のゲームの日が訪れました。

サマーヴィル高校に課された使命は、スパータンバーグ（スパルタンバーグ）高校を打ち負かし、ルイス・ムルキー・コーチにタイトルを捧げる事です。

試合は接戦が続き、残り1分で、50対48でリード!

コーチの妻・ローレン・ムルキーは恍惚の表情でサマーヴィル高校の勝利を確信しました。

サマーヴィル高校のゼッケン25番の選手に、フリースローが回ってシュートを放ちましたが、外れ、すかさずスパルタンバーグのゼッケン32番の選手はリバウンドしたボールを奪い、2回のドリブルの後、コートのほぼコートの端の65フィート（約20メートル）からサマーヴィル高校のリングにロングシュートを放ちました。

そしてゴール!

最終スコア、スパータンバーグ高校 51点、、サマーヴィル高校 50点、と大逆転!

歓喜のスパータンバーグ高校に対し、泣き崩れるサマーヴィル高校バスケ部員達・・・。

うつ向くコーチの妻・ローレン・ムルキーさんの目には涙・・・。

予想もしなかった勝利目前の悲劇!