プロフェッショナル 彩色復元師・荒木かおり 見逃し動画配信 古色復元模写とは?1月23日

2018年8月29日

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プロフェッショナル 仕事の流儀(1月23日・NHK総合、毎週月曜22:25)は、「平成の絵師、幻の色に挑む~彩色復元師・荒木かおり~」が放送されます。

色のミステリーハンターとの異名を持つ荒木かおりさん(58)の彩色復元師と呼ばれる職人の仕事は、経年劣化して色褪せた国宝や文化財を「色彩復元」という技術で蘇らせる事です。

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荒木かおりさんの復元技術古色復元模写とは?

彩色復元の作業とは、歴史的文化財の修復技術で、作品の図柄、塗料の痕跡などから時代背景や科学的根拠から配色や材料を導きだし、欠損部分まで修復する技術です。

古色復元模写
現存する歴史的文化財の作品のわずかな痕跡を元に、科学的根拠として、蛍光X線による透視や木材に含まれた水分測定、塗料の構造解析を行うのは勿論の事、時代背景、経年変化から醸し出される「味」や作者の作風や癖、などの人物像などのディテールアップパズルの様に読み解き、幻の色を現代に蘇らせる唯一無二の職人としての地位を確立しています。

それ故「色のミステリーハンター」との異名を持ちます。

文化財保護・保存の為の模写で、模写の手法にはには3通りの方法があります。

現状模写

今ある姿をそのまま写す手法。例)古墳の壁画→考古学的に意味合いの大きい保存方法

復元模写

創作された新品状態に戻す手法。

古色復元模写

そして、新品に適度な古色を加える手法。

川面美術研究所を立ち上げた荒木かおりさんの師匠であり、父親の選定保存技術師の川面稜一氏(選定保存技術師・社寺建造物美術協議会)が1972年(昭和47年)から続けている二条城二の丸御殿の障壁画模写で、初めて使われた手法です。

実例として、顔料の緑青(ろくしょう)は年月が経過すると参加により黒ずんで見えますが、あらかじめ焼いて酸化させておいた緑青を使えば、想定する年代の色合いの作品が仕上がります。

故・土井次義京都工芸繊維大学名誉教授(狩野派研究の一人者が命名)

オリジナルの作品は保管庫(宝物庫)などで管理し、拝観者には複製品(レプリカ)を見せることにより、気軽に文化財に親しんでもらう事が目的です。

いきなり復元模写で新しいものを見せると違和感があるので、現状模写または古色復元模写が選べれるそうです。

文化財を保存するための伝統的な技
「選定保存技術」
文化財は先人の築き上げた大切な遺産であり、私たちはこれを保存して後世に伝えていく重大な責務があります。
そして、この重要な責務を果たすためにも、文化財の保存に欠くことのできない伝統的な技術、または技能が不可欠です。
文化財保護法では、文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術または技能である「文化財の保存技術」のうち、保存の措置
を講ずる必要のあるものを「選定保存技術」として選定し、その保持者や保存団体を認定する制度を設けています。この制度は、文化財を支
え、その存続を左右する重要な技術を保護することを目的としており、技術の向上、技術者の確保のための伝承者養成とともに、技術の
記録作成などを行おうとするものです。
昭和 50年(1975年)、文化財保護法が大幅に改正され「選定保存技術」の制度が創設されました。現在までに随時選定・認定が行われ、
保持者・保存団体による伝承者養成事業の実施をはじめ、技術の保存・伝承に多くの努力が払われています。

荒木かおりさんのプロフィール

多感な高校生の時代は、偉大な父親の元に大先輩の職人さんが黙々と仕事をする集まる現場という環境で育った為、選定保存技術という仕事を魅力的に感じる事が出来ませんでした。

復元は模写で贋作じゃないのかオリジナリティがないではないか?と反発もありました。

絵を描くことが大好きな高校生の荒木さんの夢は日本画家でした。

そして、大学に進学すると、イタリアにフレスコ画を学ぶ為留学しました。

教会に描かれた古典の「絵肌」に魅了されたと同時に、日本にも古典の「絵肌」を学ぶ絶好の場所がある事に気づいたのでした!

そして、帰国後、父親に師事し、二条城の模写に携わること気付けば、20年参が経っていした。

「狩野派の遺産である絵に日々ふれる事により、物を見る目や集中力が培われた」と語っています。

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※本ページの情報は、2018年1月時点でのものです。
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まとめ

ギターのレリック加工に似ているなぁと思いました。

レリック加工とは、新品のギターを30年以上経過した様な状態にする手法で、温度・湿度を一定の温度にしギターの木に含まれる水分を抜き、塗料も30年以上前に使われていた塗料で塗るという手法で、ビンテージギターとして高価で取引されます。

それから歴史的な絵画の修復という事で、スペイン北東部ボルハの教会にある19世紀の画家エリアス・ガルシア・マルティネスのフレスコ画の残念な修復画を思い出してしまいました(笑)

本日は最後までご覧いただきありがとうございました。

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