中田久美【てめえら コノヤロー】プロフェッショナル【名言】バレーボール全日本女子監督[見逃し動画配信や再放送]10月15日

2018年10月15日2018年12月17日

NHK プロフェッショナル　仕事の流儀「バレーボール全日本女子監督・中田久美（2018年10月15日）」は、「何度でも、立ち上がれ」と題し、バレーボール全日本女子代表監督・中田久美さんが紹介されます。

中田久美監督は、「2020年、伝説に残るチームを作り上げたい」と語っています。

しかし、現在の選手達のメンタルの弱さや自分たちで限界を決めてしまっている弱さを指摘しています。

“鬼の指揮官”と揶揄され練習では厳しい言葉を浴びせますが、練習が終われば、選手の誕生日には監督自らケーキでお祝いし、行き詰まっている選手がいれば、何気なく声をかけます。

それだけで無く選手との食事の際、自分の考えている事や愚痴を選手にうちあけ自分の弱さも曝け出します。

そんな人間味あふれる中田監督を、20歳の黒後愛選手は、親しみを込め「久美さん」と呼び・・・

「監督っぽさが無く、選手に寄り添ってくれて一緒に戦ってくれる。」

と信頼を寄せています。

番組では半年間にも及ぶ密着取材を行っており2020年への戦いが映し出されます。

中田久美プロフィール

【ガンバレ ニッポン】#世界バレー #セルビア との大一番ですね…。ドキドキ。番組を完成させたディレクターは応援に名古屋へ！ #プロフェッショナル は明日月曜 #イタリア 戦のあと、22:25～NHK総合にて。是非ご覧いただきたいです！#プロフェッショナルとは、 #中田久美 #NGテイク pic.twitter.com/CWdjaHcIHP

— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) 2018年10月14日

中田久美さんは、15歳（中学3年生）で史上最年少の日本代表入りしました。

そして、1984年、18歳でロサンゼルス五輪ではチームの司令塔であるセッターとして活躍しました。

結果は銅メダル獲得でした。

しかし、優勝を目指し猛特訓の日々を送っていた為、銅メダル獲得するも要らない、これじゃない・・・

と納得出来なかったそうです。

その後は大林素子さんと組み女子バレーボールを牽引しました。

更に1989年、22歳でワールドカップベストセッター賞に輝きました。

そして、引退後は指導者の道を選びました。

監督としてV・プレミアリーグ女子3回制覇しました。

また、皇后杯(こうごうはい)全日本選手権4連覇を実現しました。

監督としての指導力が評価され、2016年にバレーボール女子日本代表監督に就任しました。

※生沼スミエ監督に続きバレーボール女子日本代表で史上2人目の女性監督

同じ日本の看板を背負って戦うにしても選手と監督とでは重圧が違うそうです。

バレーボールを始めたキッカケ

中田久美さんは子供の頃、水泳でオリンピック出場を夢見ていましたが挫折しました。

そんな時、楽しく観ていたアニメ「アタックNo.1」の影響と母親がママさんバレーをやっていたことも有り中学1年生で、バレーボールを始めました。

そして、バレーボールをの為に14歳、中学2年に進級前（1979年）に、当時のバレーボール女子日本代表監督・山田重雄監督（当時48歳）の英才教育のバレーボールチームLAエンジェルス（通称「山田塾」）の入塾試験を受験し、受験者900人の中、7人が合格し、その内の一人に選ばれました。

そして、親元を離れ本格的にバレーボールに打ち込む事になりました。

その結果、翌年15歳で最年少で日本代表に選ばれました。

セッターに転向

1980年に同年代の大谷佐知子と出場した日中対抗ではセンタープレーヤーでしたが、山田重雄監督からの指示でセッターに転向しました。

その理由は・・・

などが選定の理由でした。

引退決意

中田久美さんは、ナショナルチームは27歳で引退しました。

理由は、「心技体」が崩れた、特にメンタルが崩れたのが原因でした。

それからはやることも無く今までの厳しい食生活の反動からか食べまくって6、7キロ太ったそうです。

次に何するか決まらず、10年後父親が癌で亡くなりました。

生前父親に「自分の人生に悔いが無いか？」と問いかけた所・・・

「後悔は無い」

との答えを聞き自分も後悔の無い人生を送る事を決意しました。

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イタリアに渡る

中田久美さんが起こした行動はバレー大国イタリアに渡る事でした。
それは、指導者となるべくバレーを学び直す為でした。

そして2008年、イタリアプロリーグセリエA・ヴィチェンツァのコーチに就任しました。

それは日本人女子として初めての海外バレーボールチームの指導者となったのでした。

その後、2009年、セリエA・ノヴァーラのアシスタントコーチに就任しました。

バレーボール女子日本代表の監督に

帰国後の2011年9月、久光製薬スプリングスのコーチに就任し、さらに翌2012年7月1日付で監督に就任しました。

2012年12月24日、監督就任1年目にして、都城で行われた天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会の決勝戦では、前年優勝のチーム東レを下して優勝を経験し、結果的に皇后杯では4連覇を果たしました。

それだけで無く「プレミアリーグ」と「黒鷲旗全日本男女選抜大会」も制覇し、女子チームで初めてとなる3冠を達成しました。

また他にも、日韓Vリーグトップマッチと2012年ぎふ国体を制しており、それらを合わせると5冠の達成ともなります。

その結果が評価され、2016年10月25日、バレーボール女子日本代表の監督に日本バレーボール協会理事会にて満場一致で選出され、久光製薬では総監督となりました

2017年5月には、久光製薬を退部し2020年の東京オリンピックに向け全日本バレーボール女子の指導に集中する事となりました。

全日本バレーボール女子の足りない、弱い所

中田久美監督は、全日本バレーボール女子に対して・・・

弱い所は、勝てないと思っているところが有ると指摘しています。

それは、どこかで自分の限界を決めてしまっているというメンタルの弱さを指摘しています。

折れた心を元に戻す強い選手が生き残る・・・

それが中田久美監督の信念です。

ストレス発散

中田久美監督のいストレス発散は、自分の考えている事、食事に行って弱みを見せ、選手に励まされることもあるそうです。

そんな人間味がある所が選手から信頼に繋がっているのでしょうね。

名言・迷言？

中田久美さんは、歯に衣を着せない発言で名言・・・いや数々の迷言を残しています。

てめえラコノヤロー!

2004年6月、アテネオリンピック出場が決まったバレーボール全日本女子チームがテレビ番組「すぽると!」に出演が決まりました。

勝って緊張感が無くなったのか、打ち上げ直後でテンションも高かく芸能人前に興奮したのが選手立ちは大ハシャギです。

そこに映されていたのは選手たちを睨みつけ・・・

だんだん顔が引きつってくる監督でした。

そして試合風景の映像に切り替わると・・・

「てめえラコノヤロー!」

との音声が!!

そしてスタジオに画像が切り替わると・・・

そこに映し出されたのはシュンとして静まり返ってあたかも怯える猫の様な表情に選手一同の姿でした（笑）

その時の動画がコチラです。

わたしを誰だと思ってる!

大林素子選手と年齢は2歳しか違いませんが、中田久美さんは15歳から活躍する大先輩です。

アタッカーである大林素子さんにスパイクの為のトスする役割でした。

ある日、練習で大林素子選手にトスを上げたところ、

ジャンプもせずに「打てない」と言って床に叩きつけました。

そこでブチ切れて

「わたしを誰だと思ってる!」

それで収まらないさんは監督に向かい

「何だこれは!?
これでイイのか!」

と詰め寄る事態となり

「お前は大人なんだから我慢しなさい」

と宥められて事態が収拾したという武勇伝が有ります。

そんなことも有り、恐ろしくて大林素子選手は「クミさん」と呼ぶのも怖かったと語っています。

テメェ～!

またキューバ戦で、ただでさえ背が高いキューバの選手が1メートルほどジャンプして約3メートルの高さからボールを打ち放ちました。

ポジションはフォワードが大林素子選手で、その後ろポジションが中田久美さんでした。

実は大林素子選手はブロックが自分自身が自認する程ブロックが苦手で大林素子選手が構えた両手の間をすり抜けて中田久美さんの顔面を直撃!

大林素子選手の後ろから

「テメェ～!」

という中田久美さんの声が!

その声はキューバ選手に浴びせられたのかと思って、後ろを振り向くと大林素子選手をニラミつける中田久美さんの姿が!（笑）

大林素子選手はブロックが怖かったみたいでそれをしった中田久美さんが大林素子選手に浴びせた言葉が

「だから勝てなかったんだよ!」

でした（笑）

武勇伝には事欠きません。

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