プロフェッショナルいわた書店店主・岩田徹 1万円選書の注文方法と4月23日見逃し動画と再放送

2018年4月23日

NHKプロフェッショナル・仕事の流儀（第356回 2018年4月23日-月曜日-放送）は、「運命の1冊、あなたのもとへ」と題し、北海道砂川市の「いわた書店」店主・岩田徹さんの仕事の流儀が紹介されます。

岩田店長の仕事は、1万円選書と呼ばれ、お客さんの趣向などをカルテ化し、1万円分の予算でお客さん1人1人にあった本を選び出す本のコンシェルジュとも云える仕事をしています。

人気の秘密は、お客さんの好みに合わせるだけでなく、お客さんが知らない世界の本を厳選するので受け取るお客さんは驚きと読んだ後の感動を覚える事です。

只のおすすめ本では無く、お客さんの人生に寄り添う「運命の1冊」を選び抜くのが流儀で、選書した本により「人生を救われた」、「運命を変えてくれた」などの感激の声が寄せられ、全国各地から注文が殺到し、3,000人待ちです。

いわた書店では、不定期に1万円選書の注文を受け付けています。

そして、1万円選書の当落は月一度の抽選で決定します。

今回の投稿では・・・

いわた書店での1万円選書の注文方法

1万円選書の誕生秘話

40年間探し続けた「町の本屋の役割」

プロフェッショナル仕事の流儀の見逃し配信や再放送

いわた書店のホームページとfacebookページのリンク

などを紹介します。

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「いわた書店」店主・岩田徹さんのプロフィール

父親が1958年にいわた書店を開業しました。

それまで父親・岩田晟（あきら）さんは三菱美唄炭鉱で炭鉱夫をしていましたが、岩田徹さんが学習雑誌を目を輝かせて喜ぶ笑顔を見て本屋を始めることにしたそうです。

岩田徹さんは、札幌の商社に数年勤めた後、23歳でUターンし、「いわた書店」で働く様になりました。

その頃は、立ち読み客で通路が塞がるほど活気がありましたが、平成に年号が変わった頃から口減少とともに客足が遠のきました。

90年代後半には、小さな書店が次々と廃業に追い込まれていきました。。

そして疲労が溜まり入退院を繰り返す日々が続きました・・・。

岩田徹さんは、お店を畳むことも真剣に考えていました。

1万円選書の誕生秘話

岩田徹さんは、大型書店との差別化として、「売れる本」よりも「自分が本当に売りたい本」に重点を置く売り方に変えていきました。

そんな時、高校の同窓会で書店の経営の厳しさをしった先輩がお店を応援したいとの想いから「これで面白そうな本を見繕って届けて」と1万円を渡されました。

それがヒントとなり、お客さんの読書歴や仕事、嗜好（しこう）などを書き込んだカルテを分析し、1万円分の本を選ぶ1万円選書が誕生しました。

開始当初は、1年間で10件前後の注文に応じる程度の注文でしたが、ブレイクする瞬間が訪れました。

マスメディアに取材される

テレビ朝日の深夜番組「アレはスゴかった！！（2014年8月24日）」で放送されるや1週間で250件の申し込みがあり、半年がかりでオーダーを捌きました。

奥さんは「本屋の神様はいた! 」と喜びました、

それからも度々テレビで紹介され現在は、不定期に1万円選書の注文を受け付けて、当落は月一度の抽選で決定します。

【次回は #本屋さん】
北海道の小さな本屋さんに密着。ネット通販などで街の書店が姿を消すなか、大変な「にぎわい」が！「読書家」として知られる #乃木坂46 #高山一実さんがお客さんに？！お楽しみに。
23（月）夜10:25～#NHK #プロフェッショナル #書店主 pic.twitter.com/2xtVxAW252

— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) 2018年4月18日

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40年間探し続けた「町の本屋の役割」

「いわた書店」の凄さは、「返本率」の低さです。

本が売れ残った場合は、「取次」と呼ばれる流通業者に返品するシステムがあります。

現在は、出版不況もあり、平均で4割は返本されてしまうそうです。

しかし「いわた書店」では仕入れた本は98%が売れるという驚異的な数字です。

返本率を1割～2割にし、更に重版がかかるところまで売れる様に頑張るのが「町の本屋の役割」と考えています。

特に良い本なのに宣伝されず光を当てられていない売れない本であっても並べてある本の中身で勝負する事を追求しています。

選ばれた書籍と顧客の感想

今日は待っていたものが届く日でした。「いわた書店」さんの一万円選書。申し込んでから丁度一年。記入したカルテを元に店主の岩田さんが本を選んでくれるのです。どうしてこの本を選んでくれたのか…考えながら少しずつ読み進めていこうと思います pic.twitter.com/UWd6o9cqTZ

— さくや (@sakuyaiwanaga) February 10, 2016

https://twitter.com/Sleepy_C/status/724507791352680449

北海道砂川市の、いわた書店さん『一万円選書』で選んでいただいた本たち。一冊読破。まだ七冊ある幸せ。 pic.twitter.com/XXmnXN4hwq

— まぁと (@y9813m) June 5, 2016

ブックカバー

「いわた書店」のブックカバーには

本のなかになにがある、字がある。字のなかになにがあるか、宇宙がある。

と書かれています。

これは

本を売る側の書店にとっては、たくさんの本の中の一冊であっても、お客様にとっては、かけがえのない本であるかもしれない。一冊ずつ心を込めて販売するように心がけよう

という自戒の言葉との事です。

「いわた書店」の店舗

【店名】いわた書店

【住所】北海道砂川市西1条北2丁目1-23
【TEL】0125-52-2221
【営業時間・平日】9:00～18:00
【営業時間・土曜日/祝日】10:00～12:00(早まる場合もあり）　
【定休日】日曜日

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1万円選書の注文方法（流れ）

1.ホームページとfacebookに1万円選の案内が始まるので応募する
※応募資格は高校生以上で、それ以下の年齢の場合、自由に好きな本を読んで楽しんで欲しいとの事です。
2.抽選結果を待ち当選したらカルテを作成する
3.岩田店長がカルテを審査する
4.当選すると本のリストが見積もりとして送られるの納得がいけば入金手続きする
5.郵送で本がメッセージと共に届く

私は、読書がとても好きです。偶然、見た番組で北海道のいわた書店の岩田徹さんが「一万円選書」というのをやっていてアンケートに答えて、今まで読んだことのない作家さんの作品が先程、届きました🎵嬉しい！☺岩田さんありがとうございました。 pic.twitter.com/RUCCokJRtp

— 中村邑音 (@hanamomo5296) 2014年10月14日

カルテの項目（抜粋）

カルテには今までに読んだ本で印象に残ったものを20冊リストアップ
年齢
家族構成
職業
よく読む雑誌は？
人生で嬉しかったこと、苦しかったことは？
何歳の自分が一番好きか？
人生で大切にしていることは？
これだけはしないと決めていることは？
人生で嬉しかったこと、苦しかったことは？
上手に歳をとることができると思うか？
いちばんやりたいことは?
あなたにとって幸福とは何か?

これらを吟味して岩田店主が本を選びます。

コミック・ライトノベルは店主は読まないのでコミック類」はスタッフが選びます。

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プロフェッショナル・仕事の流儀を見逃した場合

再放送で観るよりも動画配信がオススメです。

プロフェッショナル仕事の流儀は再放送が有りますが、不定期で特に事故や事件、イベントなどがあると先送りされてしまいます。

再放送を見ようと録画をセットしていたら全然違う特番が録画されていた事は有りませんか?

そんな経験がある方にオススメなのが

「プロフェッショナル・仕事の流儀」の見逃し配信を動画サイト[U-NEXT]で見る事です。

[U-NEXT]は、NHKオンデマンドのサービスを使っているので

「[プロフェッショナル・仕事の流儀]」の他、

◆ 「歴史秘話ヒストリア」

◆ 「クローズアップ現代+」

◆ 人気番組だった「その時歴史が動いた」

◆ 歴史ドキュメンタリー「映像の世紀」

なども配信されています。

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※本ページの情報は、2018年1月時点でのものです。
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