岡山 奇跡のもんげーバナナ 桃太郎パパイヤ研究所 凍結解凍覚醒法とは?青空レストラン 田中節三 未来世紀ジパング 2月6日

2018年8月29日

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未来世紀ジパング(2017.02.06 テレビ東京系列)では国産のバナナ!岡山県産“奇跡のバナナ”の生産に成功した「桃太郎パパイヤ研究所」(田中節三所長)が紹介されます。
凍結解凍覚醒法と呼ばれる氷河期を再現する生産方法とは?

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バナナの国産化に成功した凍結解凍覚醒法とは?

(追記)青空レストラン(2018年2月17日放送)でも岡山県産“奇跡のバナナ”「もんげーバナナ」が取り上げげられます。
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岡山県備前市八塔寺の農園で、国産バナナ(グロスミシェル品種)の試験栽培が行われています。

国産バナナの試験栽培を行っているのは「桃太郎パパイヤ研究所」で所長は、田中節三さんです。

田中節三さんが、遡る事、30年前、大好きなバナナを趣味で育ててみたのがすべての始まりです。

子供の頃バナナは贅沢品でお腹いっぱいバナナを食べたいという想いがありました。

では、赤道付近の熱帯・亜熱帯地域でしか育たないはずのバナナが何故瀬戸内の岡山県で栽培出来たのでしょうか?

その理由は、凍結解凍覚醒法と名付けられた栽培方法に有ります。

凍結解凍覚醒法とは、桃太郎パパイヤ研究所が開発した品種改良技術の一つで、交配や遺伝子操作などとは全く異なる第3の品種改良手法です。

岡山県で生産される桃太郎パパイヤ研究所のバナナ、パパイヤなどの食物は、耐寒性植物として発育します。
例)バナナは、耐寒性バナナと呼ばれています。

植物には栽培に適した気候が有り、バナナ、パパイヤなどは熱帯・亜熱帯地域の温暖な気候が適しているとされています。

それに対し、耐寒性植物とはバナナ、パパイヤなどの植物がより低気温な場所でも栽培に適するように変異させたものです。

その変異の手法は「氷河期の再現」です。

地球は氷河期の頃、熱帯地方でも日中の温度は12~13℃で、夜間は零下にまで下がる気温でした。

そんな中、バナナの祖先が成長していて、バナナの遺伝子にはその12~13℃で、夜間は零下の気温でも発育する記憶(気温適応能力)が残っています

そのDNAの記憶を呼び起こす事により、植物が本来持っている耐寒性を覚醒させる事で、植物の営農北限を大幅に改良する事により、耐寒性が向上する為、熱帯・亜熱帯地域でしか育たないはずのバナナがより低い温度の条件でも成長する様、変化するのです。

この氷河期の再現で、本来食物が持っている気候への適応能力を覚醒させる生産方法が、凍結解凍覚醒法です。

この手法で、植物の耐寒性が高まるだけでなく、成長速度が高まるので、通常結実まで2年かかるところ、耐寒性バナナは4ヶ月で出荷という成果も出ています。

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おかやまバナナの販売開始

2016年バナナの木を枯れさせる病気「新パナマ病」の感染が世界中に広がり、特に日本の最大(約9割)の輸入元のフィリピン(生産量世界3位)とエクアドル(生産量世界5位)では、生産量が減少し「世界中の食卓からバナナが消えてしまう」と懸念され、新しい販路をメキシコ(生産量世界12位)やインドネシア(生産量世界16位)などに求めていますが、味が日本人が好む台湾バナナと違い味が甘くないのと輸入経路の関係で1ヶ月近くかかってしまう問題が有ります。

そんな中、2015年にバナナの北限とされた九州・鹿児島県説を打ち破り、中国地方の岡山県新見市でバナナの国産化に成功し、その東京の専門店に出荷された際の価格は1本千円!という高価にも関わらず 「おかやまバナナ」と名付けられた岡山産バナナは引く手あまたです。

おかやまバナナの生産を手がけるのは、桃太郎パパイヤ研究所の主要取引先でもある新見アグロ(株)ヤマモトで、ヤマモトはバナナと同じく南国の熱帯植物のパパイヤの国産化も手がてた実績が有ります。

その理由の一因として、無農薬で糖度が高い(20度前後)為、とても甘い日本人好みの台湾バナナに近い味わいなのが考えられます。

通常のバナナは病害虫の国内への侵入を防ぐため法律により緑色(青い)の段階で輸入され、黄色くなるのを待ちますが、一般に店頭に並ぶバナナは黄色くなっているだけで、中身がまだ固い上、味があまり感じられません。

国内にはバナナ専門店が有り、美味しくなるまで熟成させてから出荷する為、甘いバナナになって店頭に並びます。

バナナ専門店での出荷の流れ

群馬県前橋市のバナナ専門店「梅田のバナナ」では、未だ緑色の段階で輸入されたバナナを、フィリピンなど南国と同じ位の温度20℃程の保管庫で熟成させます。

熟成される事により色も黄色くなって行き、糖度は通常のバナナは11度程ですが、梅田のバナナは甘さを示す値の糖度が19度までにも上がります。

そして、食べごろとなる斑点が出た頃に店頭に並ばせます。

一方岡山県のヤマモトのバナナは、輸入品と違い防腐剤をも不使用な上、色も黄色くなり、完熟させて糖度(栄養分)が最高に熟された収穫する為、熟成させて店頭に並ぶバナナ専門店並かそれ以上の糖度が20度までの甘さの状態で出荷されます

まとめ

田中節三さんは、耕作放棄地でバナナの生産や、シベリアなど気候に恵まれない国でトウモロコシ、ジャガイモ、大豆、麦などの食料の生産を思い描いているそうです。

日本がバナナ輸入国から輸出国に変わる日もそう遠くないかもしれませんね。

本日は最後までご覧いただきありがとうございました。

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