アンビリバボー 佐喜眞保(さきまたもつ)夫妻 CBブレース開発の秘話10月12日

2017年10月12日

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奇跡体験!アンビリバボー(2017年10月12日放送)は、沖縄県の町工場で佐喜眞保(さきまたもつ)夫婦が自立歩行不可能と云われた半身不随の女性を歩ける様にした足に装着する膝の装具CBブレース開発秘話と、異国フィリピンで息子スティーブンさんが殺害された母マーガレットさんが独自の捜査で犯人を突き止めた奇跡が紹介されます。

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歩行困難な2万人を救った足に装着する膝の装具CBブレースを開発した佐喜眞保(さきまたもつ)さんの身長は、143センチという小柄な体です。

その理由は幼いころに「脊椎カリエス(せきついかりえす)」という病気によって、背中は大きく湾曲している事に起因します。

その為、小・中学校時代はコルセットを着けて母親のサポートでの通学が必要な程でした。

※CBブレースについては別ページに投稿しています。
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悪ガキだった

障害があるとイジメられるイメージが有りますが、佐喜眞少年は、やんちゃで先生から怒られるのは日常茶飯事で、いつまでも自分の非を認めない佐喜眞少年に対し先生は体罰にうったえました。

膝の裏に竹ぼうきの柄をはさんで正座させると言う体罰で、流石にやんちゃな佐喜眞少年も音を上げ自分の非を認め謝るようになりました。

今では社会的にも問題になるレベルの信じがたい体罰でしたが、この体罰が後にCBブレースのヒントとるとは佐喜眞少年は、知る良しも有りませんでした!

愛国から幸福ゆき切符

中学卒業後、定時制高校に入りますが、自主退学し横浜の親戚に預けられる事になりましたが逃げ出しました。

そして、北海道帯広市に向かいました。

その理由は現在廃線になっている広尾線にある「幸福駅」にありました。

NHKのドキュメンタリー番組「新日本紀行」の「幸福への旅~帯広~」で「愛国駅」と「幸福駅」が紹介され「愛国から幸福ゆき」の切符が大ブームとなり、愛と幸せを求め向かいました。

母が持ってる甘〜い駅の名前の切符。#愛国から幸福ゆき #甘〜い #実在した #ブーム

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しかし、佐喜眞少年は列車を間違え間違った方向に向かってしまいました。

ついに所持金が底をつき、下車した駅「石狩当別」で、お金を稼ぐ事になりました。

幸い鉄工に関して腕に覚えがあるので、駅近くの鉄工所で働く事になりました。

その鉄工所は、佐喜眞少年の運命を変える事になるのでした。

北海道の鉄工所で運命の出会い

小さな身体で力仕事をこなす佐喜眞さんは、社長に気に入られました。

そこで、社長の娘、マチ子さんと出会いました。

マチ子さんは、脳性麻痺を患い、歩くのが不自由でした。

やがて佐喜眞さんと交際が始まり結婚しました。

しかし、仕事に慣れた24歳の頃、勤務中に高さ8メートルから落ちて背中を強打しました。

病院に運ばれた持病の脊椎カリエスの処置も行われ下半身不随は免れただけでなく、背骨を矯正したことで、身長が2センチ伸びた事に喜び、驚いたことに身長を伸ばしたいからと再手術を医師に要求し、2回の手術を行いました。

医師の治療に感動し、自分も人に喜んで貰える仕事をしようと決意し、モノ作りで社会に貢献する為に決めたのが義足の作成で、義肢装具士の学校に通い驚くほどのスピードで技術を取得したのでした。

独立

佐喜眞さんは、1980年、故郷の宜野湾市で義肢装具の会社を立ち上げました。

しかし順風満帆とはいかず、義足の作成の仕事の受注も期待した程できず、借金が重なるばかりで奥さんがいつも債権者に謝る役目を負ってしまいました。

しかし、不思議な事に奥さんが謝ると債権者は怒りも見せずに帰っていきます。

奥さんの人柄で債権者がお金の回収を後回しにしてくれるのでした。

佐喜眞さんは、「結婚した頃は、俺がこいつを幸せにしてやる!」と思っていたのに中々上手く行かない日々が続きました。

ある夫婦の奥さん専用の関節装具を試作

仕事こそ少ない佐喜眞さんでしたが、義肢装具士としての技量は評価されており、ある日、夫婦が訪れます。

40代の奥さんが脳出血で半身麻痺となった結果、尖足(せんそく)と言う足の甲側が伸びて正常に歩けない症状で、車椅子生活を送っており、夫は何とか奥さんを歩ける様にしたいと切望していたのでした。

試行錯誤を繰り返し、どれも上手く行かず、その度に「出来るっていっただろう!」と夫に怒られていました。

しかし、万策尽き「もう無理です。すみません」と佐喜眞さんは、謝りました。

その時の夫の反応は激昂するどころか力なく肩をうなだれ寂しそうに奥さんの車椅子を押し帰って行きまた。

その姿がいたたまれない気持ちになり佐喜眞さんは、再度挑戦する事を願いでました。

体罰がヒントに!

膝装具(スウェーデン式膝装具 )の問題点として膝を曲げると痛みを伴う事が有りました。

ある日、少年の頃、先生に受けた膝の裏に竹ぼうきの柄をはさんで正座させられると言う体罰を思い出しました。

膝の裏に細い支えを付けて、それを支点にすれば膝を安定出来るのではないか?

早速佐喜眞さんは、試作に取り掛かりプロトタイプが完成しました。

そして、奥さんに装着した所・・・

自分の力で歩けなかった奥さんが歩いている!

遂に1999年、1年半の時間を費やし佐喜眞さんが体罰をヒントにしたオリジナルの膝装具が完成したのでした。

その膝装具は、CBブレースと名付けられセンターブリッジ(Center Bridge:CB)の特許が「特許2903509号」として登録されました。

そして、九州地方発明奨励賞、2001年文部科学省「文部科学大臣賞」、2005年第1回ものづくり日本大賞「経済産業大臣賞」、などを受賞するに至るのでした!

まとめ

もし、佐喜眞さんが、

中学生の頃体罰を受けていなかったら?

行き先を間違えていなかったら?

など運命を感じるエピソードでした。

異国フィリピンで息子スティーブンさんが殺害された母マーガレットさんが独自の捜査で犯人を突き止めた奇跡は別に投稿しました。
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本日は最後までご覧頂き有難うございました。

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